UCLAテニス事情



 初めまして、テニス部H11年度卒の今居創と申します。
今回私はUCLAの教授の招きで、夏の間(7〜9月)だけここUCLAで研究生活を 送っています。 UCLAとはUniversity of California Los Angelesの 事です。 僕にとってUCLAはビバリーヒルズ白書でお馴染みでした。ちなみに僕の研究は 隕石です。 そらから降っていく石ですね。UCLAのテニス事情を伝えて欲しいとう田沢氏か らの依頼に答え今文章を書いています。
これからテニスに関して2つの側面から報告したいと思います。 第一にテニスがいかに僕を助けてくれたか。もう一つは本題のUCLAのテニス事 情です。

テニスのおかげ

 こちらに来てから本当に僕はテニスに助けられました。第一にまず時差ぼけ 解消です。 僕の時差ぼけはひどく、前回アメリカに学会参加の為に来たときには先生に呆 れられました。 学会会場は暗く、全ての発表が英語、そういった要素も時差ぼけに加わって、 ずっと会場で寝ていました。もちろん自分の発表以外ですが。 それも学会中、約一週間弱続き先生から、もうつれて行かないと冗談交じり、 半分本気で言われてしまいました。
 しかし今回は違いました。こちらでお世話になっている教授、 John T. Wassonは無類のテニス好き。 一週間に4日以上は5時から1時間テニスをする67歳の人です。そんなもん で、LA到着後、翌日にテニスをする機会を得ました。この時に全ての疲れがどっ と出て、夜に快眠、その翌日から普段通りの生活ができました。テニスに感謝。
 第二にテニスが僕に友達を連れてきてくれました。こちらに来た当初寂しかっ たのは、日本語にしろ英語にしろ、同世代の人としゃべれなかったことです。 Johnの研究室には学生がおらず、僕以外のみんな40歳以上。やはり同世代の 友達は重要だと思いました。そんななか、たまたま知り合った日本人の女の子 が「テニスをやりたがっている人がいるけど紹介しようか?」と言ってくれました。 もちろん即答で、数日後その人とテニスコートで会いました。 現在の僕のルームメイトの中国人のTony です。Tonyと知り合った後にも、多くのテニス友達ができました。
また、Tonyの紹介で、各国からの留学生が集まるアパートに入ることが出来ま した。このチャンスを得ることができた事は大きかったです。
また、友達ではないのですが、普段だとなかなか接することが難しい年輩の教 授陣ともテニスを通して知り合うことが出来ました。 テニス最高。
あと一つ、テニスは僕の体重をキープするのにも一役かっています。 食事がアメリカナイズされたのに、僕の体重は日本にいた時と変わってません。 テニスがなかったら5,6kgは余裕で増えていたでしょう。こちらに来てテニ スに感謝する日々が続いています。

Aggasi vs Kuerten LA Tennis Center

さて本題

 ここから本題のUCLAテニス事情に入りたいと思います。UCLAはテニスコート を全部で24面持ってます。全てハードです。3つの場所に分配されています。
Los Angeles Tennis Center(以下LA)が8面, Sunset Canyon Tennis Courts (以下SU)が10面, Sycamore Tennis Courts(以下SY)が6面です。 LAとSUにはナイター設備が付いており、10時30分までテニス楽しむことが 出来ます。コートは基本的には予約しなければ使えないのですが、誰も使って いなければUCLA以外の人でも使用可能です。すばらしいことです。僕はUCLAの スポーツ全般の施設の利用が許されるrecreation privillage cardを夏の間、 $70で購入しました。これによりコートを予約する権利、またプール、ジムの 利用が可能となりました。コートの予約の仕方はとてもシンプルです。使用し たい日の前日に、電話を一本するだけです。今までコートをとれなかった事は ありません。どこかのコートは必ずとれます。
LAは7月はMercedes Benz Cupの本戦の為、8月は 子供達のSport Champの為にあまり使用できませんでした。ロス五輪の際にも 使われたこのコートはとてもすばらしいです。たまにピー ト君がきて練習することもあるそうです。彼の家はBeverly Hillsにあ り、UCLAはとても近く、そのため練習にくるそうです。まだ自分の目で確かめ た事はありません。
SUはMercedes Benz Cupの予選に使われたコートで す。もちろんここもすばらしいコートです。一度だけここで朝の7時から朝練 をしました。
SYはUCLAの端にあり、ナイター設備がないため僕は あまり利用していません。でも、ここは必ずテニスコートが空いているので、 予約を逃した時には便利です。
 ここではテニスコートの需要と供給がつりあっているように思われます。す ばらしいことです。以上がコートについてです。
テニスプレーヤーを観察して見ると、いろいろなレベル、年、国籍の人がいま す。かなりすごいレベルの人は昼間に通りかかると練習しています。 年齢は僕の教授の様な人もいれば、sport champの時にはちびっ子達まで幅広 いです。バルデラマ(コロンビア代表)みたいな、 かなりいけてるhairの子供がいつも夜に練習していて、楽しませてもらいまし た。
テニスコート数の関係もあるのでしょうが、こちらでダブルスをやっているコー トを見るのはまれです。みな、シングルスです。僕のボスもダブルスをやりま せん。ダブルスでは十分な運動にならないと言っています。
昼間はほとんどの男の人は上半身裸になっています。つられて僕も裸になりま す。最近では夜でも裸になるようになりました。
 テニスはアメリカではフットボール、バスケットボール、野球の次に人気の スポーツらしいです。僕にとってはUCLAではテニスが一番熱いような気がしま す。、かなり偏った見方ですが。

以上、研究の合間に書いた文章で、読みづらく、要求に応えられていないかも しれませんが、僕のこちらのでのテニスに対する感想を書かせてもらいました。 では、では。 
Qualify Sunset Tony&Hajime(Room)
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wrote by Hajime Imai@ucla(2001/9/11)