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2006年 ジャパンオープン観戦記


H11卒の春田です。
日本で開催される唯一のメジャー大会、ジャパンオープン(AIGオープン)を観戦してきました。

- 9/30 予選1R -

高いレベルのプレーが見られるとあって、前週の予選から見に行きました。
予選は観客も少なく、間近で観戦できるのでお勧めです。
(ただしこの日はフェデラー効果もあり、例年より混雑していました。)
この日は高校No.1の杉田祐一選手の試合をみたのですが、とにかくバックハンドの打ち合いがものすごい。
ベースラインぎりぎりのラリーをミス無く打つ姿に感動しました。
ストロークに限っていうと、(右利きでいう)バックハンドのクロスラリーを制したほうが試合を制する気がしました。

自分たちの練習ではサービスライン付近にバウンドするような浅い球の打ち合いになりがちです。
そのレベルでミスをしない練習も当然必要ですが、相手の球が深いことを前提にした練習も必要だと感じました。

- 10/6 準々決勝 -

10/6に有休をとり、同期の今居君、渡辺君の3人で観戦に行きました。 当日は9:00に現地集合。あいにくの雨でしたが、センターコートにはすでに多くの観客が入っていました。
試合は全てシングルスで、ヘンマン、シュトラー、アンチッチ、ロブレド選手の試合を観戦。どの選手も体をリラックスさせて打っている印象が強いです。特にアンチッチは軟体動物のようでした。
私の場合、チャンスボールで力むことが多いので常にリラックスを心がけようと思います。

そしてメインイベントはフェデラーvs鈴木貴男戦!
とにかくものすごい応援でした。私の中では、「フェデラーの圧倒的な強さを見たい!」という気持ちと「日本人が世界一に勝って歴史に名を残してほしい!」という 両方の気持ちが入り混じって複雑な心境でしたが、二人ともすばらしいプレーの連続で、自然と両方を応援していました。

どちらに転んでもおかしくない試合展開でしたが、重要なポイントで常にポイントを取り続けたフェデラーが、最終的に勝利を収めました。(4-6,7-5,7-6!!)
厳しい状況でのフェデラーの1stサーブが、ほぼ100%の確率で決まっていたのには驚きです。

私の中でフェデラーに勝てるのは、フェデラー以上のオールラウンダーか、エドバーグ、鈴木選手のような生粋のサーブ&ボレーヤーしかいないと思っていたので、鈴木選手の今回の活躍は本当にうれしかったです!

同期の創さん、茂さん ヘンマン(ちょっと神経質??) アンチッチ(軟体動物??)
フェデラーvs貴男
フェデラーはすごいオーラでした
貴男頑張れ! フェデラーリターン
タイブレイク。このとき両者は何を考えていたのだろう。フェデラーはこのときプレッシャーを感じていたのだろうか 勝利者インタビュー、フェデラーと修造 ロブレロ、リターン

- 10/7 準決勝 -

すっかりフェデラーに魅了された私は、同期の斉藤君と2人で準決勝を見に行くことにしました。
チケットを購入していなかったので、試合開始30分前に会場入りして当日券を入手しようとしたのですが、チケット売り場にはすでに長蛇の列。結局1時間ほど並んでやっとチケットを購入できました。。

この日は、男子ダブルスも行われていたのですが、なんとノーアド形式での試合!
デュース後の攻防がないので少し物足りない気がします。。(試合進行上しょうがないのかもしれませんが。。)

この日も朝から夜遅くまで観戦したのですが、やはり強く印象に残ったのはフェデラーvsベッカー戦。前日の鈴木戦ではストロークの打ち合いは少なかったのですが、今回の試合は、ストローク戦を見ることができました。(あっという間に終わりましたが。)

内容としては、フェデラーの格の違いを見せ付けた格好になりました。
間近で見ていて鳥肌が立つくらいにすごかったです。
ただのミーハーかもしれませんが、フェデラーのプレーに感動して試合後も2人してボーっとなっていました。テレビ等でもよく解説されていますが、フェデラーは全てのショットにおいて最後までボールを見続けて打っていました。
(スイングが速すぎて一瞬のことですが。)

よく考えてみると、フェデラーは基本中の基本のことをシンプルにやっているだけなんですよね。
今回フェデラーのプレーを見て、基本をもう一度見直そうと思いました。

修造。盛り上げてくれます 準決勝のフェデラー。圧倒的強さ B.ベッカー,USオープンでアガシを倒した男

- 10/8 そして再び練習・・ -

フェデラー気分になった私たちは早速練習したのですが、
あまりの違いに愕然とし、猛練習を誓い合ったのでした。。